嫁が先日入手してくれたので一緒に観ました。
新しい解釈とし、ストーリーをラオウの死後に展開する修羅の国編とのつじつまを合わせるようにアレンジされ、絵や声優まで新しくなったこの作品は賛否両論あるようですね。
だるにー評価 ★★★☆☆
ストーリーは単行本でも擦り切れるほど読んだサウザー&シュウ編で北斗・南斗の決着をつけるクライマックス。
北斗の拳で一番好きだったレイがラオウに破れユダと共に散った後で、やはりテンションを続ける為にとうとうラオウやトキまで一緒に登場させる豪華な顔ぶれとなるこの章で映画を1本作るとは北斗の拳の人気は凄いものですね。
さて問題の声優ですが最初はさすがに「ええええ!」と拒否反応を起こしましたが慣れてくればそれなりに聞こえてきたのであえて評価に入れないことにしました。
もともとジャンプで読んでいたものでテレビアニメでの解釈も微妙に感じた事もあったので、これはこれで良いんじゃないかなと思います。
ただラオウは甘すぎる感じがしましたけど...。
サウザー=ギレンで慣れているのでここでもちょっと気になりましたが。
タイトルにある「ラオウ伝」も?と感じた人も多いようですね。
恐らく主人公がラオウなのかと期待されていたらそうでしょうね。
僕の解釈では:
北斗の拳はあくまでも北斗神拳正当継承者ケンシロウが終戦後の混乱した時代に北斗神拳を通じて弱者を救い希望をそして愛を...ってなストーリーなのでケンシロウが主人公なのは当然。
なぜ「ラオウ伝」なのかというと、その北斗の拳のあらすじよりそれまで極悪暴力主義者としか書かれていなかったラオウに少しずつ「人間性」を感じさせるようになり始める箇所で、今回その要素をもっと強くしラオウを正当化してしまおうじゃないかという企画だからじゃないでしょうか?
北斗の拳はその人気により連載が長びくほど初期のストーリーを捻じ曲げて進行し、つじつまを合わせようと最後の方めちゃくちゃになってしまった作品で、どうせなら一度全体の筋を通した形で作り直せば良いのにとも思ったことがありました。
ファンとしてうれしかったのは台詞がオリジナルと同じものが出てくるのでオリジナルと違った声優がしゃべっている上に自分でオリジナル風にかぶせ「オレって知ってるだろ」優越感に浸れることでしょうか。
シュウの息子シバがサウザーの手下からケンシロウを救う為におとりになり自爆してしまうシーンであえて岩山に爆弾を仕掛けてあったところなど個人的にはオリジナルより納得。
だって子供のコートの裏にダイナマイトを仕組んで自爆してもあれだけの大部隊を全滅に追いやるのは無理でしょう。
そしてケンシロウ復活の際出てきた「Youはshock!」にはしびれました。
実はこの歌僕のカラオケ18番です。
さて焦点がラオウに集められたこの映画ではサウザーについての説明が省かれていたのがちょっと残念でした。
オリジナルを知っている人間は時間の関係なのかな~しょうがないで済みますが、初めて観る人達にとってなぜサウザーが「愛は人を苦しめる」と云うような台詞を持っていたのか疑問に感じるのではないでしょうか?
ケンシロウに敗れた後、師匠のミイラへ泣きつく姿はこの映画には不必要であったにしろ、何らかの説明があっても良かったかもしれないですね。
サウザーとラオウ、共に心優しいものが違う理由で悪行に走ったのか。
ラオウを理解するのに必要なサウザーというキャラクターをただの鬼としてだけ書くのならこの「ラオウ伝」はちょっと中途半端かもしれないですね...。
「殉愛の章」とあるので恐らくこの調子でクライマックスを割って幾つか映画を作りシリーズ化にするのかもしれないので次はどの部分なのか、どう解釈されるのか楽しみです。
後、画がきれいでした。
特にシュウの南斗白鷺拳に使われたイフェクトは良かったと思います。
この調子で南斗水鳥拳を見たいです。
新しい解釈とし、ストーリーをラオウの死後に展開する修羅の国編とのつじつまを合わせるようにアレンジされ、絵や声優まで新しくなったこの作品は賛否両論あるようですね。
だるにー評価 ★★★☆☆
ストーリーは単行本でも擦り切れるほど読んだサウザー&シュウ編で北斗・南斗の決着をつけるクライマックス。
北斗の拳で一番好きだったレイがラオウに破れユダと共に散った後で、やはりテンションを続ける為にとうとうラオウやトキまで一緒に登場させる豪華な顔ぶれとなるこの章で映画を1本作るとは北斗の拳の人気は凄いものですね。
さて問題の声優ですが最初はさすがに「ええええ!」と拒否反応を起こしましたが慣れてくればそれなりに聞こえてきたのであえて評価に入れないことにしました。
もともとジャンプで読んでいたものでテレビアニメでの解釈も微妙に感じた事もあったので、これはこれで良いんじゃないかなと思います。
ただラオウは甘すぎる感じがしましたけど...。
サウザー=ギレンで慣れているのでここでもちょっと気になりましたが。
タイトルにある「ラオウ伝」も?と感じた人も多いようですね。
恐らく主人公がラオウなのかと期待されていたらそうでしょうね。
僕の解釈では:
北斗の拳はあくまでも北斗神拳正当継承者ケンシロウが終戦後の混乱した時代に北斗神拳を通じて弱者を救い希望をそして愛を...ってなストーリーなのでケンシロウが主人公なのは当然。
なぜ「ラオウ伝」なのかというと、その北斗の拳のあらすじよりそれまで極悪暴力主義者としか書かれていなかったラオウに少しずつ「人間性」を感じさせるようになり始める箇所で、今回その要素をもっと強くしラオウを正当化してしまおうじゃないかという企画だからじゃないでしょうか?
北斗の拳はその人気により連載が長びくほど初期のストーリーを捻じ曲げて進行し、つじつまを合わせようと最後の方めちゃくちゃになってしまった作品で、どうせなら一度全体の筋を通した形で作り直せば良いのにとも思ったことがありました。
ファンとしてうれしかったのは台詞がオリジナルと同じものが出てくるのでオリジナルと違った声優がしゃべっている上に自分でオリジナル風にかぶせ「オレって知ってるだろ」優越感に浸れることでしょうか。
シュウの息子シバがサウザーの手下からケンシロウを救う為におとりになり自爆してしまうシーンであえて岩山に爆弾を仕掛けてあったところなど個人的にはオリジナルより納得。
だって子供のコートの裏にダイナマイトを仕組んで自爆してもあれだけの大部隊を全滅に追いやるのは無理でしょう。
そしてケンシロウ復活の際出てきた「Youはshock!」にはしびれました。
実はこの歌僕のカラオケ18番です。
さて焦点がラオウに集められたこの映画ではサウザーについての説明が省かれていたのがちょっと残念でした。
オリジナルを知っている人間は時間の関係なのかな~しょうがないで済みますが、初めて観る人達にとってなぜサウザーが「愛は人を苦しめる」と云うような台詞を持っていたのか疑問に感じるのではないでしょうか?
ケンシロウに敗れた後、師匠のミイラへ泣きつく姿はこの映画には不必要であったにしろ、何らかの説明があっても良かったかもしれないですね。
サウザーとラオウ、共に心優しいものが違う理由で悪行に走ったのか。
ラオウを理解するのに必要なサウザーというキャラクターをただの鬼としてだけ書くのならこの「ラオウ伝」はちょっと中途半端かもしれないですね...。
「殉愛の章」とあるので恐らくこの調子でクライマックスを割って幾つか映画を作りシリーズ化にするのかもしれないので次はどの部分なのか、どう解釈されるのか楽しみです。
後、画がきれいでした。
特にシュウの南斗白鷺拳に使われたイフェクトは良かったと思います。
この調子で南斗水鳥拳を見たいです。
by jukmann
| 2006-11-10 15:56
| ? 映画